子どもと一緒に保護者も学ぶ
出口式みらい学習教室では、基本的に保護者の方も一緒に授業を受けていただきます。
お預かり、もしくは別室で見守るスタイルが主流の他の幼児教室とは、ここが大きな違いかもしれません。
もちろんこれにも理由があります。
古い考えを取り払っていただきます
まず一つ目は、保護者の方の中にある「自分が受けてきた古い教育が正しい」という固定概念を取り払っていただくためです。
もちろん、このHPを見ていただいている保護者の方たちは、今のままの教育では子どもの未来が危ういという意識を持っておられる方たちだと思います。
しかし私たち大人は、もう何十年も古い教育にどっぷり浸かって生きてきているわけです。
頭では「この先も同じ教育ではダメなんだ」「新しいことをしなければ」と、分かってはいても、どこかで新しいことを否定し、自分がやってきたやり方を子どもに押し付けてしまいます。
新しい教育を潜在意識レベルで受け入れていただくには、保護者のかたも一緒に参加し、子どもと一緒に考え、子どもと一緒に変化していくことが大切なのです。
日常生活の変化で大きな成果が表れます
2つ目は、日常生活を変えていくためです。
出口式みらい学習教室は、基本的に週1回、40~50分の授業です。
はっきり言ってその時間内に子どもだけで授業を受けることは、その場限りの学びや楽しさのみで、今後の成長にはほとんど意味がありません。
授業で学んだことを、親も子どもも日常生活で取り入れていくことで、子どもの未来は大きく変わっていくのです。
例えば子どもだけで授業を受けていたとしたら、
教室で「蟻」という漢字を覚えて帰った子どもがドラッグストアの殺虫剤コーナーでその字を見つけて、「あ、蟻だ!」と言った場合、
「え!すごい!こんな難しい漢字が読めるの!?うちの子天才!」
と感動するだけで終わってしまうと思いませんか?
私だったら我が子が幼児期にこんなことを言えば、思わず誤解してしまいます(笑)
その点保護者も一緒に学んでいると、
「そうだね、読めてすごいね!他にも【虫】が付いている字があるね」
と虫の仲間を意識させるような会話が何気なく出来るようになります。
そして蟻だけでなく蜂や蚊、蝿といった漢字を読めるようになり、その上で蟻や蜂や蚊や蝿は具体であり、
それらは全て虫という言葉で表すことが出来るという抽象概念まで身につきます。
また、お家で「お母さん、お茶~!」と言われた場面を想像してみてください。
お母さんはお茶じゃないよ、という腑に落ちなさはあれど「ハイハイ、お茶ね」とすぐさま冷蔵庫からお茶を出してしまう方が多いのではないでしょうか?
それが保護者も一緒に学んでいると、
子ども「お母さん、お茶~!」
親「お茶をどうしたいの?」
子ども「お茶が飲みたい」
親「どうして?」
子ども「のどが渇いたから」
親「じゃあなんて言えばいい?」
子ども「のどが渇いたからお茶を取って」
と、筋道をたてて話すことを促すことが出来ます。
このような日常生活の変化こそが、出口式みらい学習教室へ通っていただくことの本当の意義なのだと思います。
そのために、保護者も一緒に学ぶ、というスタイルが重要だと考えています。