教えるのではなく、学ばせる
子どもたちは、なぜ勉強が嫌いになるのか。
お分かりになりますか?
大人のかたの中でも、自分は勉強が大好きだった、と言われる方は少数派ではないでしょうか。
私はというと、例に漏れず勉強が嫌いでした。
なぜかと考えてみたときに一番に思い浮かんだ理由は「無理やりやらされているから」ということでした。
無理矢理やらされることって、仕事でもプライベートでも、楽しくないですよね。
反対に、無理矢理やらされるのではない、つまり、やりたいと思って自主的にやることなら、楽しいし上達します。
同じように、勉強でも「やりたいと思って自主的にやる」ということが出来れば、楽しく、しかも自然と伸びると思いませんか?
それではどうすれば、多くの子どもにとって苦手意識の強い「勉強」というものがが楽しくなるのか。
それが、教えるのではなく学ばせる、ということなのではないか、というところに着目したのが出口式みらい学習教室です。
まず、教える教育の特徴をご覧ください。
教える教育 | |
目的 | 解答能力をつける |
指導方法 | 記憶や計算に重きを置いた詰込み指導 |
評価される点 | 答えが正解か不正解か |
このような教育を受けた子どもたちは、答えが間違っている=出来ない子と評価されることによって勉強が嫌いになりがちです。
その上、それを挽回するため勉強させられ、嫌なことに時間を費やし必死で努力した結果、あらかじめ用意された答えを忠実に実行するロボット人間が誕生することになります。
先ほどから申し上げている通り、残念ながら今後の世の中には必要とされない人間、ということになります。
次に、学ばせる教育です。
学ばせる教育 | |
目的 | 自分で考える力をつける |
指導方法 | 自分の力で真実にたどり着く過程を大切にした指導 |
評価される点 | 正解不正解が重要ではなく、なぜそう思ったのかを説明できるかどうか |
このように、学ばせる教育では自分で考えることに重きをおいていますので、考え抜いたという達成感が生まれます。
しかも答えが間違っていてもそれだけで悪い評価をされない、むしろ自分の考えを認めてもらえることによって、自己肯定感にもつながっていきます。
そうすると子供たちは楽しくなります。楽しく学ぶということは、それはもう「勉強」というより「遊び」に近いかもしれません。
例えば、ゲームやスマホの操作など、親が教えていないのに子どもたちは勝手にできるようになっていますよね。
分厚い説明書なんて読むこともなく、好奇心で次から次へと攻略していき、あっという間に親が出来るレベルをを超えてしまいます。
それは子どもにとって、楽しく、そして達成感もある遊びだからです。
出口式みらい学習教室の目標は、学びを勉強ではなく遊びと捉え、一生に渡って学び続けられる人間を育てることです。
そして、その為に一番大切なことをお話します。
子どもは、考えることで、自らの脳を育てていきます。脳を育てるのは子供自身の力です。
しかしそのためには大人である親が、環境を用意することが必要です。
ものを考えることができる環境を作ること、そして普段から親も意識的に子どもにものを考えさせること、これこそが何より重要なことです。
私たちが懸念しているのは
欧米では下位校でやっているような教育を、日本では未だに上位校でも行っている
そしてこのままでは子供の将来が悲惨なことになるということに、保護者が気付いていない
という現実です。