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通知表の5段階評定のつけ方(2021年度Ver)

   

今回は、通知表の5段階評定のつけ方について説明していきたいと思っています。
中学生のお子様がいらっしゃる方は最後まで見ておいて損はないかと思います!!
ただあくまでも、文科省の通達と学校の先生からのヒアリングをもとに私なりに解説しているだけなので絶対ではありません!悪しからず!

大学入試センター試験から大学入試共通テストへ

今年から中学校では通知表のつけ方が変わりました。とその前に、教科書の内容も大幅に変わったのですが、そのことも知らない方が多いのではありませんか?まずは、そのあたりから説明させてください!!

今年度は中学生にとってはかなり大きな転換期になりました。
まず、教科書内容の改訂です。教科書というのは大体平均して4年に一度改定があるのですが今年度はいつもと様子が違っていました。
それもそのはず、大学入試(旧センター試験)が変更になった最初の改訂なのです。
ざっと流れから説明いたしますと、1990年に始まった大学入試センター試験。もともとセンター試験自体は先生の間でも「暗記だけでは解くことができないような考えさせる設問もある」と一定の評価を得ていました。
しかしながら近年国として「先行きが予想しづらいこれからの社会では、知識の量だけでなく自ら問題を発見し、答えや新しい価値を生み出す力が重要になる」という考え方から、

「思考力や判断力、さらには表現力をより重視した新しいテストを造る」

としました。その結果出来上がったのが「大学入試共通テスト」というものです。
すでに去年試験的に運用となりましたが、実は正式採用は2025年度。このブログを書いている2021年現在の中学3年生が高校3年生になり受験する年に当たります。それまでは会社で言う試用期間という感じでしょうか。
この約30年続いたセンター試験が共通テストに変更になったことが中学校の教科書改訂に関係あるの?はい。もちろん、大いにあるんです。
ちなみに今年の中学3年生は教科書改訂後初の高校受験、そして大学受験は初の共通テスト正式試行の学年に当たります。
ですので、全くデータがありません。幸か不幸か私の娘が現在中3ですでの、自分の娘を使って探り探り試行錯誤しています。笑

共通テストに関しての詳しい説明はこちらをどうぞ。
https://howtostudy-effectively.com/2021/03/31/2025-university-entrance-exam-kyotsu/

共通テストと中学教科書の改訂との関係

テキスト

今年の生徒に配ったテキストの山

さて、共通テストへ変更があったことはお話ししましたが内容についてはあまり触れないでおきます。ここはこれで一本ブログが書けてしまいますからね。笑
センター試験から共通テストに変更になったということは内容にも変更があったと考えるのが普通ですよね。
そうです。変更はあります。そして、内容が変更になれば高校で習う内容も変更になりますよね。ということは、高校受験の内容も変更せざるを得ませんよね?それに対応するために「中学校の教科書」が変更になります。という流れなのです。
今回の教科書改訂は4年ごとに行うただの変更ではありません。
大学入試共通テスト変更に伴う、大改訂なのです!!!
改定の中身についてもここでは細かく言及しないことにします。一言でいうと量が格段に増えて、高校生でやるような分野が中学生に降りてくる。というものです。
気になる方はリンクを張っておきますので、こちらをご覧ください!

ワーク・テキストなどの販売会社さんである文理さんのHPより抜粋
https://www.bunri.co.jp/infosrv/ikousochi.html
名古屋にある塾の塾長さんが書いたブログです。どれぐらいヤバいのかを解説してくれています
https://mana-viva.jp/mana-viva/2020-10-29-text

「知る」ことで出来る対策

まず、今年度の教科書改訂を説明させていただきましたが、ご存じの方がどれくらいいたでしょう?
そうなんですよね。知らされていないんですよ。これが一番の問題じゃないかなと思います。
保護者の方が知っているか、知らないかでお子様の高校受験への道も大きく変わってしまいかねません。
そして、次にご説明させていただく「通知表の5段階評定のつけ方」も知っていさえすれば対策が打てるのです。
小手先のテクニックでどうにかするのは塾としてどうなの?という言葉が聞こえてきそうですね。笑
言わせていただきますが、塾は成績(評定)をあげるため「だけ」にあるのではありません。自分の興味の幅を広げ、将来の自分の夢に向かえるように後押しをするためにあると思っています。
しかしながら、成績をあげることができなければ元も子もありません!!

そのためには知りさえすればどうにかなるものは、確実に周知徹底をします。

そして、そのような知りさえすればどうにでもなるような短期的な対策と、高校受験・大学受験・そして実りある未来にするために役に立ちそうな中長期的な対策とを織り交ぜて授業を行っているのです。
ただ授業を教えるだけなら、正直誰だってできます。
そこに自らの経験を踏まえて、生徒の興味を引きながら、そして学校の授業の先取りをし、さらに成績も上げる。
もちろんそこには学習の習慣付けだって含まれています。私はそれこそが塾の役割であると思っています。

今までの通知表について

まず、中学校は学期ごとに評定というものが決まりますよね。いわゆる5段階評価と呼ばれるもので〇〇君はオール5らしいよ!みたいな会話は誰もが一度はしたことがあるのではないでしょうか?
まず、去年までの通知表をご覧ください。

通知表

私の娘の中学1年生時の通知表です。
9教科それぞれに項目がありますよね。

①意欲・関心・態度
②思考・表現・判断
③技能
④知識・理解

簡単に言うとこの4つに分かれるかなと思います。
各項目ごとにノート提出・ワーク提出・授業態度(手を挙げる・授業の受け方)・定期テストの点数によって点数分けをしていきます。
そして、各項目で80点以上は「A」が付き、そこからB・Cと評価されます。
さらにそのあと、その4つの項目を合計し、総得票点上位から5→4→3・・・と評価が付きます。

これは学校教育の闇だと思っているのですが、
「絶対評価になりました!頑張りさえすれば全員5が付く可能性がありますよ!!」
なんて先生は説明するのですが、決してそんなことはありません。
教科ごとに5が何%、4が何%と決まっているのではないかなと私個人的には思っております。
聞くところによると、全員の通知表の評価が決定した後に教科ごとに会議があるそうです。この人数で「妥当」かどうかを話し合ってるらしいのです。もちろん、表立ってそんなことは言いませんが。
実際に会議があることは間違いないないかなと思っています。いわゆる忖度というか暗黙の了解というか大きな力が働き、いつも大体同じような割合になっていると推測しております。

通知表の話が出たので内申点についても触れていきたいのですが、内申点についてはこちらのブログへどうぞ!

さて、話がそれてしまいましたね。次はついに本題、今年度からの通知表についてです。

通知表の5段階評定のつけ方2021

今年度からは評定項目がこう変わります。

①知識・技能
②思考・判断・表現
③主体的に学習に取り組む態度

の3観点で評価するようになります。
私なりに解釈するとこうなります。
「定期テスト・授業・レポート・提出物・単元テスト」
今年度からはこれら5つを軸に評価する。
さて、ひとつずつ説明していきましょう。

定期テスト

皆さんご存じ、中間・期末テストですよね。
学期によっては中間テストがなく期末テスト一発。というところもありますよね。
評価方法も比較的簡単。点数が出るので、とってもわかりやすい。誰も文句がありません。

授業

授業態度のことです。手をしっかり挙げることができるか。積極的に授業に参加しているか。
授業妨害や寝ていたりしていないか。などを見ていると推測されます。
大切なのはここに関しては点数化するのが非常に難しいことです。
学校の先生ももちろん人間ですので、印象の良い生徒や影の薄い生徒というのは少なからず評価に影響を与える可能性があると考えています。

レポート

これですよね。今年からかなり大切になってくるのがレポートです。
これは写真を使って説明しましょう。
こーんな白紙の紙が渡されるのです。
恐怖でしかないですよね。笑
「教科書の内容を参考にし、まとめてみよう」
というものなのですが、学校の先生の話によるとただまとめただけであれば評価はBだそうです。
ではどうすればよいのか?

教科書の内容を参考にし「発展」させて考えてみよう。

だそうです。当然ながら、これも点数化されます。
いやー難しいですね。おそらくですが、学校の先生も何を書かせればいいのかそこまで明確にわかっていない可能性があります。(もちろん例を出すとみんな似たり寄ったりになってしまうということもあるでしょうが。)
大学生のころや社会人になってレポートと言われれば、私の中では「未来のことを書く」というのがレポートだと考えています。
当然教科書のまとめは行い、そして自分なりの注意点を書く。
大切なのは「今回習ったことから何を学んだのか?」ということを明記することかなと思います。
中3になる私の娘に何度も何度もやり直しをさせて、出来上がったものがこちらです。
正直に言いますと、これが正解なのかどうかはわかりません。笑
ただ、私の考えとしては

中学校では各教科を教えているように見えて、実は社会に出てからの『考え方』を教えている。

と思っています。だって、中学数学の二次関数とか社会に出て使うことあります?ごく少数の人しか使いませんよね。
ですから、ただ単に勉強を教えているのではなく、今回の授業から、「あなたは何を学びましたか?」ということを聞いているんじゃないかなぁと。そしてそれを文字化するのがレポートなのではないかなと思います。
ゆえに私にとって、レポートは習ったことを書くのではなく、「この知識を使えばどんなことが出来るのかという未来のこと」を書くものだと考えていますし、中学生にもそう指導しています。
(これこそがただ単に勉強を教えるだけの塾ではなく、その後の考え方の根幹をなすものを自ら学ぶ塾というコンセプトとなっているのです!)
あ、言い忘れましたがこのレポート。
主要5教科(国数英社理)だけでなく、副教科(音楽・美術・技術家庭科・体育)もあるそうです。
より文章力が求められる世の中になりそうですね。

提出物

この提出物に関しても今までは「出した」or「出さなかった」か。
ということが重要視されてきました。提出物リストなるものが作成され、懇談の時にそれを見ながら提出物の出が悪いですねぇなんて言われていましたよね。
こちらに関しても今年からは変更があるみたいです。
どういうことかというと、今年は出したか出さなかったかではなく、

「キチンと提出物に取り組んでいるか」or「適当に取り組んでいるか」

ということになりそうです。
そうなのです。出すのは前提になったのです。出してさえいればある程度は提出物の点数がもらえていたものが出してからが勝負!になったのです。
具体的には、明らかに答えを丸写し・丸付けが適当・どうみても出来ている生徒の物を写した等は「提出物を出していないに等しい」ぐらいの点数になることが予想されています。
テストがいつも50点ぐらいの人が、ワークだけはすべて正解。なんて大人が見ればおかしいのは一目瞭然ですよね。笑
要するに、今年度からは「提出物の中身」まで見ますよ!ということです。

単元テスト

定期テストに加えて数学で言えば、方程式という単元が終われば「単元テスト」というものをやるよ!ということです。
こちらに関してはどの先生もやるというのが大方の予想です。もちろん頻度に違いはあるとは思います。
おそらくですが、これも通知表の評価にかかわってくると思われます。
そしてここから分かることは、確かなことは言えませんが「定期テストの比重」がほんの少し下がるのではないかと思います。
この単元テストというものはその単元が終わればすぐに行います。ですので、比較的点数も出やすくなります。
この点数も加味するとなれば相対的に定期テストの比重を下げるようにするのではないか?とこれは完全に推測です。笑

まとめ

さて、まとめにはいりましょう。
まず、教科書大改訂。これは大学入試がセンター試験から共通テストに変わったことによる内容の変化に対応するために行われました。
加えて、今年からは通知表の評価のつけ方も変わります。
定期テスト・授業・レポート・提出物・単元テスト
これら5つの指標をつかいますが、項目自体は3つになります。
ですのでどのように組み込むかというのは教科によるのではないかと推測されます。
例を挙げて説明すると、
数学は定期テスト>単元テスト>レポート=提出物=授業
英語は定期テスト=授業=レポート=提出物=単元テスト
理科は定期テスト=レポート>提出物>単元テスト>授業
のように、各教科によりどれが一番大切なのか。というばらつきが存在するはずです。
もちろん、それはこちらには全く分かりません。
ですが、評価基準としては5つのものだということはおそらく確定すると思います。

知識・情報こそ宝

ここで話は戻ります。

「知っていれば対策を立てることが出来る」

これが最も言いたかったことです。

さて、皆様。懇談や家庭訪問がすでに終了した方もいると思います。
その時に「先生、学校でのうちの子供の様子どうですか?」だけでなく教科書改訂や通知表の評価について聞けてたらなぁって思いませんか?
そうです。知識・情報こそ宝なのです。
発展した考え方や能動的な授業とか、色々あると思います。
ですがまずは、知識・情報を知る。全てはそこからかなと思いました。

大変長々と書いてしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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