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城東高校→慶應法学部・指定校推薦「合格内定」のご報告とそこに至るまで

   

お久しぶりです。STAND UP塾長の長嶋です。

まずはご報告から。
今年の大学「合格内定」第1号が出ました。対象は――長嶋家・次女です。
県立・城東高校から慶應義塾大学 法学部法律学科に内定をいただきました。これにて娘の大学受験は終了です(内定後に小論文提出などの手続きはありますが、基本的に取り消しはありません)。

今回は、この内定に至るまでを小学生~高校3年生までの実データをもとに振り返ります。以前からお伝えしている通り、わが家のデータは著作権フリー&プライバシーフリーで公開します。

目次

小~中の成績推移と「環境」の力
高校で成績が“伸びる/凹む”のは普通です
高校の評定(内申)と推薦に必要な考え方
実力テストと模試の使い分け
進路戦略の転換:国公立(神戸大志望)→指定校推薦
指定校推薦とは?枠・条件・校内選考早期決定がもたらすメリット
保護者・生徒へ:今年の作戦と学び

1. 小~中の成績推移と「環境」の力



この話は何度もしておりますが、何度でも強調します。成績は遺伝ではありません!!

小学生の頃の娘の5教科偏差値は53。
ここから日本トップクラスの慶應の門をくぐるまでに必要だったのは、結局のところ「努力」と「環境」でした。


補足しておきますと、私と娘に血縁関係はありません。妻とは再婚同士で、娘は妻の連れ子です。
「塾長の娘だからもともと頭がいいんでしょ?」――そんなことはありません。成績を上げるのは環境づくりです。
切磋琢磨できる仲間、模試での現在地確認、反省からのやり直し。すべてが環境です。

※念のため。ここで言っているのは「成績=遺伝ではない」という話であって、決して妻の知性をディスっているわけではありません(笑)。

2. 高校で成績が“伸びる/凹む”のは普通です

小~中はおおむね右肩上がり。ただし常に右肩上がりではありません。たまに下がる。ここで一喜一憂しないことがいちばん大事。
1~2年のスパンでゆるやかに上がっていくのが理想です。中学三年生の最高偏差値は69にまでなっていました。
中高一貫校などは受験すらしておりません。
通っていた公立の中山中学校では学年上位5%前後で、最高順位は2位だったかと記憶しています。
卒業後は県立・城東高校へ進学いたしました。

高校に入ると科目数が一気に増えます。中学の9教科が、高校では17教科に。
さすがに全部を均等に90点以上は現実的ではありません(しかも城東は県内屈指の進学校)。

特筆すべきは高1の3学期 第4回定期テスト「数学A」は48点。しかし評定は5段階中「5」。
高校の評定は中学よりも相対的に“甘く”つくことがあります。
点数が振るわなくても、提出物・態度・平常点など総合評価で「5」がつくことはあります。
進学校に進んだら全員が勉強できます。とにかく焦らないことを伝えました。

3. 高校の評定(内申)と推薦に必要な考え方

高校にも内申(評定)はありますが、中学のように合計点では表しません。科目ごとの評定の平均(評定平均)を用い、これが推薦出願の基準になります。
例)慶應・法学部の指定校推薦は評定平均4.3以上が目安でした。
評定平均の計算は、各学期の評定を合算→科目数で割る→小数第2位を四捨五入といった方式になります。
基本的には「3年で大きな落ち(2など)」が無ければ4台~5.0近辺も見えてきます。

大学側へ送られる成績は、高1(1~3学期)・高2(1~3学期)・高3(1学期)=計7学期分。この7学期間の積み上げが勝負です。
ということは高校一年生の一学期からすでに推薦入試の戦いが始まっているということです。

4. 実力テストと模試の使い分け



 

 

 

 

 

 

 

高校では「実力テスト」が重要指標になります。
城東高校には実力テストの偏差値表があり、どの偏差値帯でどの大学が狙えるかの目安があります。

娘の実力テストの概況:

  • 高1:平均順位33位(偏差値58.7)
  • 高2:平均順位41位(偏差値60.5)
  • 高3:平均順位19位(偏差値60.7)

学校の定期テストで測ることが出来るのは「範囲を指定されたなかでの勉強の習熟度」です。
しかしながら実力テスト(中学校での自己診断テスト)は難易度も桁違いです。
高校によっては実力テストで実際の入試問題を出すところも多々あります。

模試は主に3種類:

  • 進研模試(受験者数が多い・基礎~標準)約45万人受験
  • 河合塾 全統模試(やや難)約20万人受験
  • 駿台模試(難・上位校志望向け)約2~4万人受験

それぞれ母集団・難易度が違うため、偏差値の数字を横並びで比較しないこと。
目安:旧帝大や難関国立を狙う層は駿台で自分の立ち位置を確認、という使い方が一般的です。

5. 進路戦略の転換:国公立(神戸大志望)→指定校推薦


当初は神戸大学(国公立)志望でしたが、国公立大学は共通テスト+二次試験で全科目を過不足なく勉強し、さらに高得点を取る必要があります。
娘の志望学部では二次に数学が課され、数学がやや苦手な娘にとっては対策が重くなります。
ここで取った方針が苦手を克服しよう!ではなく「国語を徹底強化」です。
元々得意科目でしたが、さらに磨きをかけて直近の実力テストで城東高校・国語1位まで伸ばしました。(偏差値79.2!!)

とはいえ、校内19位前後で学部によっては神戸大は厳しいという判断に至り、指定校推薦に進路変更。リスクとリターンを冷静に見極めた決断です。

 

6. 指定校推薦とは?枠・条件・校内選考

指定校推薦=高校3年間の実績で、実力より数段上の大学合格チャンスを得る制度(私立大学中心)。
条件の一例:

  • 評定平均4.3以上
  • 校内の希望者多数の場合は職員会議で選考(提出書類・活動実績・人物評価など)
  • 何らかの分野で優れた実績を持つもの

高校ごとに割り当て枠が違います。例:城東高校には慶應・法学部の枠があり、同志社・上智・早稲田などの枠も存在。県立上位校は枠数・種類が豊富です。一方、学校によっては関関同立レベルが最上位・枠は1~2というケースもあります。
今回は慶應・法学部の校内エントリーは少なくとも2名。職員会議で「より相応しい」1名が選ばれたと見ています。

7. 早期決定がもたらすメリット

指定校推薦で内定が出るのは9月末前後。昨年、長女の進路決定は3月末(入学式1週間前)。
そこから家探し・書類・準備で大わらわ。
用意するお金がいくらかかるかもわからず、本当に怒涛の一週間を過ごしました。

内定が9月に出れば約半年のアドバンテージがあり、住まい、学習、心の準備――親子の精神的負担が段違いです。
国公立志望は長丁場(推薦・前期・後期で最大3回で後期の発表は3月末)。
周囲が決まっていく中でのメンタルコストは想像以上。

だから今年は「指定校推薦を積極的に狙う」作戦でいきました。結果、慶應・法に合格内定。
早めの作戦立案が選択肢を最大化します。

とはいえ、選択肢としては早めに慶應を入れていたのも事実です。
高2の模試から志望校に名前は入れておりました。
もしかしたら指定校推薦を使うかもしれない。という心づもりは出来ておりました。

 

8. 保護者・生徒へ:今年の作戦と学び

  • 評定は“日々の積み上げ”で作る。テストの点だけではなく、提出物・態度も含む総合勝負。
  • 模試は“母集団と難易度”を理解して使う。数字の上下に一喜一憂しない。
  • 苦手科目の対処=「別科目で取り返す設計」も有効(例:数学が重いなら国語を武器化)。
  • 校内の指定校枠は“情報戦”。学校の実力テスト基準・偏差値表・枠の種類を早めに把握。ライバルがいれば、早めに進路の設計の見直しも必要。
  • メンタルの設計。早期内定は親子の負担を大幅に削減。

最後に。
私は町塾のただの塾長です。権威はありません。
だからこそ自分の子で実験し、データと現場で語ります。
成績は遺伝ではなく「環境」。そして環境は作れる。
娘は小学生・偏差値53から、慶應・法へ。やったことはシンプルです。
努力が続く環境を、親と大人が用意する。それだけ。

今年もやります。「努力が報われる環境づくり」を全力で!!

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