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岡山県の高校入試の流れが分かるブログ

   

さて、今回は岡山県の高校入試の流れを説明していきたいと思います。
といいますのは、高校入試と検索して出てくるのは私立高校や公立高校の入試の日程などばかり。
ただ、本当に知りたいのはそこではありませんよね?
塾をやっていて感じたのは世の中のお母様・お父様は入試の日にちよりも「全体の流れ」が知りたい。ということ。
ここでは、岡山県の高校入試のしくみや流れを順を追って説明していきます!
このブログを最後まで読んでいただければ、全ての疑問が解消するようにしておりますので、長文ですがぜひ最後までお付き合いください。
途中、高校入試に不可欠な内申点のお話もありますので合わせてお読みください。

県立入試まで

中学校一年生から受験は始まる

え?高校受験なのに、まず中学校一年生から?と思ったあなた。そうなんです。
こと岡山県に関しては中学校入学してすぐに高校受験が始まってしまうのです!
これを知らない保護者様と知っている保護者様とでは天と地の差が生まれてしまいます。
どういうことか説明してまいりましょう。

各都道府県の高校入試制度

高校入試というものは各都道府県によってかなり差があります。
ここではまず、公立高校の入試だけを見てみましょう。
例えばお隣の広島県。選抜Ⅰ・Ⅱ・Ⅲと分かれており、Ⅰは推薦入試・Ⅱは一般入試・Ⅲは二次募集と公立だけで3回あります。
兵庫県はどうでしょう?
2月に推薦入試、同2月に特色選抜、3月に一般入試。と同じく3回あり、3月の一般入試に関しては志望校を複数志願できるというのも特徴の一つです。
と、このように各都道府県によって本当に様々なのです。

岡山県の高校入試制度

さて、岡山県に話を戻しましょう。
実はこの「岡山の高校入試制度」が中学校一年生から高校受験が始まっている要因となっているのです。

岡山県の高校入試日程

1月末 私立高校入試 (大体二日間かけて行われます)
2月中旬 特別入学者選抜(県立高校の一回目の入試)
3月初旬 一般入学者選抜(県立高校二回目の入試)

例年このような流れになっています。
県立高校入試は2回ありますが、この2回の試験は全く違ったものになりますのでご紹介していきますね。

特別入学者選抜について

まず、特別入学者選抜についてですが、これは昔でいういわゆる一芸入試と呼ばれるものです。
もちろん、内容は全くそんなことはないのですが、結果を見ると一芸入試なんだなぁと私は感じます。

まず、この入試を受けることが出来るのは「普通科以外」の科です。
建築科や機械科、そして家政科など普通科以外の科で行われる一回目の入試が特別入学者選抜(以下 特入)と呼ばれるものです。
内容は、主要3教科(国語・数学・英語)の学力試験(各70点満点)と面接or実技試験(小論文や作文、実技試験など様々あり)に加えて内申点・調査書を加えたものを「総合的に判断」して合否を決めていく、というものです。

3教科で受験できるということと一般入学者選抜よりも少し早く合格発表が出るということで多くの人がこの「特入」で決めたいと思っています。そして特入での合格者をよくよく分析してみると面白いことが分かってきましたので、ここからは私の個人的な意見として聞いてください。
「特入は成績が良い人が受かるわけではない」ということです。

普通は試験の得点と内申点の合計が高い人が合格しますよね?しかし、特入は明らかに違う意思が感じられます。おそらく、一般入学者選抜では点数が取れない。だが、「何か」光るものはある。そんな人を合格させるための入試だと私は考えています。ですから、点数が高くても高校に「こんな生徒が欲しい!」と思われないと合格しないのではないか?そんな風に感じています。

もちろん、圧倒的に素晴らしい成績で、素晴らしい内申点であれば合格するのも統計上分かっています。ただ、一部では明らかに点数不足だが合格する、という事例がそれこそ「多々」見られます。
これらは公には説明されていません。ですが、ほぼ確実に各学校が何らかの意図をもって特入を考えている、ということがうかがえます。
注:これはあくまでも私の見解ですので信じるか信じないかは自己責任でお願いします。笑

特別入学者選抜について

特入についてもっと詳しく知りたい方はこちらのブログをご覧ください。

特別入学者選抜について

一般入学者選抜について

次に一般入学者選抜(以下 一般)では、試験日当日5教科(国語・数学・英語・社会・理科)の学力試験(各70点満点で350点満点)と中学校での内申点を200点満点に換算して合計550点満点とし、さらに面接を加えて「総合的に判断して」合否が決まります。

そして、その両方に共通するものが「内申点・調査書」と言われるものです。
前置きが長くなってしまいましたが、この内申点こそが高校入試が中学一年生から始まる要因なのです。

内申点に関して

内申点の方は別のブログで紹介しておりますので、くわしくはこちらのブログをどうぞ。

実は恐ろしい「内申点」


一言で説明するならば、中学校一年生・二年生の学年末の5段階評価と中学三年生の2学期の5段階評価をまとめたものを内申点と呼ぼう。ということです。ですから、中学校に入学したばっかりの中学一年生一学期からもうすでに入試は始まっています。
一年生の学年末の5段階評価でついてしまった差を埋めるのは容易ではありません。
ここを保護者の方が知っていれば、「受験勉強は中三になってからでいいや」という考えにはたどり着かないはず。
なのですが、、、、現状では、それを知らない方がほとんどだと思います。
なぜ知らないのかというと、それは学校では教えてくれないからなのです!

受験に対する知識をもってますか?

その点お子様が小学生の頃から塾に通っている保護者様は、このあたりの知識があります。
すると自分の息子・娘が中学一年生の時にサボっていたりひどい点数を取って帰ってきていたとしたら「必ず」注意できるはずです。
どうしてもこのあたりで差が出来てしまい、そして、その差はもう埋まることがなく受験を迎えてしまうのです。
紀元前500年(今から約2500年前!!)に孫氏は「彼を知り己を知れば百戦殆からず(かれをしりおのれをしればひゃくせんあやうからず)」といったそうですが、本当にその通りです。

まず、敵(高校受験)が何なのかということを知り、そして自分の実力を理解する。そうすれば、戦い(受験)に負けることはない。というのです。
どんどんと脱線していってしまいましたが、中学一年生から受験は始まっている。それを分かっていただければ問題ありません。

ちなみに、学校には「中間テスト」と「期末テスト」そして、長い休み明けには「課題テスト」があり、あとはいわゆる実力を判断する「自己診断テスト」いう4種類のテストがあります。
基本的に5段階評価の成績に反映されるのは中間テストと期末テストの二つになります。

もちろん事前に「今回の課題テストは成績に入れるよ!」などの告知があれば成績に反映されることもありますので絶対ではありませんのであしからず!
ただ、経験上ほとんどすべての学校で中間・期末テストのみが成績判断の基準になっていることが多いように感じています。
しかしながら、最近ではその二つに加え平常点、いわゆる提出物や小テスト、ノート点検、レポート提出などもだんだんと成績判断の基準になってきているのを肌で感じることが出来ます。

中学三年生の夏休み、本格的に受験シーズン到来

このあたりからオープンスクールという学校見学の機会が増えてきます。
私立・県立ともにオープンスクールがあり、行ってみたい学校に参加し、一日授業を受けることが出来る。など、各校毎年趣向を凝らしているなぁと感じています。
余談ではありますが、私立高校と県立高校を比べるとこのオープンスクールにかける意気込み・金額・規模が圧倒的に私立高校有利になってると感じます。なぜなら県立高校を希望している生徒が私立のオープンスクールに行くと、ころっと「(私立)〇〇高校に行きたくなった」ということをよく聞くからです。笑
さすが私立さんはよくわかっているなぁといつも感心させられっぱなしです。

さて夏休みが終わり、部活も引退し9月から本腰入れて勉強するぞ!となっていると思います。
ですが、このあたりから塾を探し出して、一発逆転!とはなかなかならないものです。
前述したとおり、中学1・2年生で努力している生徒はもうこの時点でかなりのリードを広げています。
加えて、長時間勉強が出来るいわゆる「勉強の体力」がついておりこの先もそれが衰えることはありません。
ここから一発逆転をねらう!と言って努力するのは無駄なのでしょうか?全く無駄、というわけではありませんが、考えてみてください。みんなここから益々努力します。みんな益々成長します。
その中でスタートで出遅れてしまっている人は、人よりも2倍、3倍勉強時間と質を上げなければその人たちを抜かすことが出来ないのです。

中3の9月10月11月、このあたりで自己診断テストが増え、自分が何点取ることが出来るのか?というのが分かってきます。
それと同時に、進路決定のための懇談が12月頃まで何度か行われます。
ここで注意してほしいのは、学校内での自己診断テストでは、順位はもちろん偏差値なども示されません。
よって、偏差値69あるから朝日高校に行けるかな?61だから一宮高校かな?などという意思決定の材料となるものが「こちら側(保護者側)」にはありません。

では、どこにあるのか?学校にあります。学校では今までの受験の歴史の中で、大体この時期にここらあたりの順位であれば○○高校には合格できるな。というデータが存在します。
しかしながら、それは懇談の時にでも教えてくれることはありません。
それは先生の意地悪なのではなく、「言いたくても言えない」のです。

その理由は私は2つあると考えています。
1つ目は、それによって安心してしまい今後の勉強に支障をきたす。
2つ目は、もしこのあたりかな?と思って言ってしまい不合格だった場合先生側が責められる。
このあたりの事情があり、先生も言いたいのですが言えない。という状況になっているのだと思われます。

ついに試験スタート!

さて、ここからが試験に関しての流れになります。

1月半ば 私立高校の願書提出
1月下旬 県立特入願書提出
1月末 私立高校試験
名前は伏せますが、学力試験も必要なく面接だけで合格になる。という学校・学科もあります。もう学力ではどうしようもない。という場合は、学校の先生よりこのような高校を暗におすすめされると思います。
2月7日頃 私立高校入試合格発表
そんなに早く出るんだ?ということにびっくりしませんか?そうなんです。高校入試はどの試験でも試験後一週間程度で結果が出ます。
2月10日頃 県立特入試験
2月17日頃 県立特入合格発表
2月22日頃 県立一般願書提出
3月10日頃 県立一般試験
3月18日頃 県立一般合格発表

と、本当に慌ただしい年始から3月末までになること間違いありません。
ですから、受験生の親は流れをしっかりと把握し、あたふたしないようにしていきましょう。

高校入試 スケジュールまとめ

高校入試に関するスケジュール表もご覧ください。↓

高校入試スケジュール

最後に

ここまで岡山の高校受験についてつらつらと話してきましたがいかがだったでしょうか?
中学入学してすぐに高校入試が始まるなんて、思いもしませんよね?
ただ、ここに関しては個人的には非常に素晴らしい制度だなと感じています。
中学三年生の部活引退後からだけ努力する。そして合格!昔はこんなことよくありましたよね?
それをなくしたい。しっかりと入学直後から勉強し、提出物も出し、テストでは高得点、そしてよい成績をとる。いわゆるコツコツ型を優遇してあげたい。そんな、岡山県の意思が見え隠れするように感じました。
私もその意見に賛成です。
今の学生はあまりにも勉強しなくなっています。勉強って楽しいものですよね?加えて、テストで良い点とって誰が嫌な思いするんですか?その為に努力するのかっこ悪いですか?むしろ、めちゃくちゃかっこよくないですか?そして、テストでいい点とっても意味ない。って、取ったことがない人が言ってませんか?
意味はありますよ。勉強という「努力が出来る」という意味です。
勉強は「やった」か「やらなかった」かの二択です。
その「やった」生徒は優遇してあげていいと私は思います。
さらに、知識だけ詰め込めば高得点が取れる時代はとっくに終わりました。「知識+思考」が要求される最近のテストに親も、学校の先生も、もちろん塾の先生もたじたじです。ですから、早めの準備。これが大切です。

最後話がそれてしまいましたが、このブログを見た生徒・保護者様が笑って高校受験を終えることを祈りながらこのブログを書き終えたいと思います。長々と読んでいただきありがとうございました。
・・・と言いたいところだったのですが、ここまで読んだ私の妻から数々の質問が出ましたので、次のブログでQ&A形式で解消していきたいと思います!

 

 

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