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ノートの取り方

      2020/06/18

まず初めに皆さんに問いたいのが「授業ノートは何のために書いていますか?」ということです。

私の答えは「家で復習するため」ですし、本来の目的はこうなんだろうと思います。しかし、多くの人の答えは「先生に提出して、評価を得るため」ではないでしょうか?実際に「関心 , 意欲 , 態度」の項目として評価の一部にしている先生がほとんどであることも事実です。この現実で多くの子供たちが損をしていると思いブログにつづります。

学校の評価基準

そもそもこの評価の仕方は適切でしょうか?ノートがどのように書けていたら高評価で、逆はどうなのか…例えば

〇ノートに書いていなかったら低評価
〇板書通りに書けていたら普通
〇板書内容がきれいに書けていたら高評価

だったりしませんか?実はこれらに突っ込んでいくとおもしろいです。
黒板に書いてあることをそのまま写すことができていれば平均的な評価点がもらえる。→小学校中学年でもそれはできるのでは?
色ペンをたくさん使ってカラフルにきれいに描けていたら高評価がもらえる。→きれいに描く能力があれば関心があるのか?

など、正当な評価ができているとは思えないのです。授業参加へ向けた「関心 , 意欲 , 態度」ではなく、教科内容へ向けたものを評価しなければならないはずです。ここまで読んでみるとノートを取ることが馬鹿らしくなってきませんか?笑

効率の良いノートの取り方

そう考えていた私としては教員時代、「教科書に書いて提出してもちゃんと評価つけるよ」というルールにしました。この狙いはたくさんあります。

①板書内容と教科書の内容は8割同じだから書く時間が圧倒的に削減できる

それによって「何に疑問を感じているのか?」、「どう質問しようか?」を考える時間に使うことができます。また、教科書の問や練習問題 , 章末問題などの問題演習に時間を充てることができます。

②板書を写すことだけに満足しない

板書内容と教科書の内容はほぼ同じで表現が違います。ただ右から左へ写すのは頭を使いませんが、意味を頭の中でしっかり整理することで理解が深まります。「すでに教科書へ書かれていることは何なのか?補足することは何か?」と意味をしっかり考えます。これだけでも、ただ写すことに比べたらインプット効率も高いはずです。

③振り返りや復習が楽になる

ノートは使い終わったら捨てますが教科書はすぐには捨てませんよね?自分が書いたノートと教科書を見比べたときにどちらが見やすいでしょうか?別の聞き方をすると、自分が書く字とパソコンで打ち込まれた字とどちらがきれいですか?ほとんどの方は教科書だと答えると思いますが、それがノートを捨てる理由です。それなら最初から教科書に書き込めばいいのではないでしょうか?

以上の狙いからこのルールを、一年間実施してみました。そしてこのルールの中で提出されたノートが次の写真です。

これを見て「これは授業ノートではない!」という方は意地っ張りだなあと思います(笑)。

ちなみに、クラスの半分以上は教科書に書きこんで提出していました。そしてクラスの1/4ほどはテストで80点を超えていましたが、彼らの家庭学習は0なのです。宿題となる教科書の練習問題や章末問題 , プリント , ワークは全て授業時間内に終わらせていました。それだけでなく、塾の宿題をやっている子や数検3級の問題を解いていたり(その子は中2で3級は3年生対象)、まわりに教えているサブティーチャーもいました。それらが可能なのも、こうした時間短縮術があったからだと思います。

ノート評価が悪くても「5」は取れる

さてここまでお話してきましたが、「そうは言ってもこれはどの学校・どの先生でもできることではないんじゃないか」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
元教員として言うならば、もしこの「教科書に書き込む方式」で提出して、ノートの評価が悪かったとしても、十分5段階評価の5を取ることが出来る。と言えます。

では、どのように「関心 , 意欲 , 態度」の評価点をつけているのか一例を示してみましょう。
客観的に判断できるように点数化している教員がほとんどです。そしてその点数が40%未満ならC、80%未満ならB、80%以上ならAとなります。
例えば、一学期中でいうと中間考査と期末考査が1回ずつあります。したがって、授業ノート10点×2、ワーク10点×2、授業態度10点×2、プリント2点×20枚だと仮定すると100点満点になります。ここで仮に「教科書は授業ノートではない」と言われて、ノート点がなかったとしたら最大80点まで評価されることができます。逆に、他で満点を取ってくれば「関心 , 意欲 , 態度」でA評価になります。
そして、小テストを含めてテストで高得点を取れば4つともAになり、5段階評価でも5となります。

御覧のように教員の指定するノートを提出しなくても、関心・意欲・態度でAをとることのできる可能性が見えてきました。しかし、あくまでそれは上記の仮定条件が合っていればの話です。なので、踏み切る前に担当教員へ評価点数について確認しておきましょう!
個人的にはそのような評価なんて気にせず、自分のやりやすい方法を貫いてほしいです。本当の学びが評価の足かせになってはならないからです。

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